こちらは、浄化槽に使用されるプラスチック部品で、浄化槽内の微生物やバクテリアを育成するために設計されたプラスチック製濾材です。
使用している成形材料は、100%再生ポリプロピレン(PP)です。再生材料メーカーと協力し、弾性率、衝撃強度、比重、量産性など、要求されるすべての規格を満たす仕様で開発を致しました。
製造工程においては、成形材料を高温で加熱し、溶融状態にした後、ダイ(金型)を通して押し出し、特定の形状を形成します。押し出された材料は一旦垂れ下がりますが、ダイ内部からエアーを吹き付けることで製品を筒状に膨らませ、さらに負圧をかけたサイジング装置内へと引き込みます。このサイジング装置内では、密閉された負圧環境下で製品の冷却および形状の維持が行われます。最終工程では、精密な速度調整により図面通りに切断し、全自動化された無人運転ラインで効率的に生産しています。
当社ではこのような高い品質が要求されるプラスチック製品の押出成形の製造において豊富な実績がございます。プラスチック製品、押出成形についてお困りごとがありましたら、OEM・EMSパートナーズ.comまでお問い合わせください。