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基礎知識

ハンドレイアップとスプレイアップとは

ハンドレイアップ、スプレーアップ_掲載用写真

FRP製作ではその用途において、形成方法が異なります。今回は、FRP製作の形成方法であるハンドレイアップとスプレイアップについてのご説明、そして実際に当社で製作した事例まで、まとめてご紹介いたします。

ハンドレイアップとは?

ハンドレイアップとはFRPを製作するための一つの手法です。 ハンドレイアップ製法は主な製造工程が手作業であり、技術者の経験や技術が非常に重要です。
そのため、他のFRP製造方法(例:パルプモールディングやプリプレグ製造)と比較して大量生産には向いておりませんが、小ロットでの生産や特殊な形状・難度の高い形状の製品の適した手法となります。

スプレイアップとは?

スプレイアップとは、繊維強化プラスチック材料(通常はガラス繊維や炭素繊維)をスプレーによって基材上に塗布し、製品を形成する方法です。この方法は、大規模な構造物や曲面などの複雑な形状を持つ部品や表面にFRPを適用する際に一般的に使用されております。

FRPスプレイアップは効率的な製造方法であり、形状の複雑な部品や大規模な構造物に対して高い柔軟性と耐久性を提供することができます。
一方で大量に溶剤を使用するため、環境に対する影響を最小限に抑えるために、適切な安全対策と廃棄物管理が必要となります。

日東電気のFRPへの取り組み

日東電気では、自動車業界・医療業界など向けに意匠性の高いゲルコート製品も多くの製作実績が御座います。当社の製法はハンドレイアップ製法となっており、小ロットでの生産や特殊な形状・難度の高い形状の製品の適した手法となります。
当社では数多くあるハンドレイアップ製法の実績や技術を社内の研修等を定期的に行うことで、高い技術力を提供してます。

FRPに関する製品事例

続いて、実際に当社が製作したFRP製品に関する製品事例をご紹介いたします。

循環式トイレ(ハンドレイアップ)

循環式トイレ

こちらはインフラ関連向けに水洗トイレの循環式トイレをハンドレイアップにて製作した事例です。
製品サイズは巾4.8m x 奥行2.2m x 高さ2.8m
製作納期約3日/個でした。

本事例の製品は、し尿処理装置処理した再生水を使用し水洗洗浄する仕様となっており、下水道がなく排水できない地域で利用されています。 本製品に関しては弊社の磯原工場でFRPタンク部分を主に製造していますが、設計条件によっては基盤等の製作も弊社の小山工場で受け入れることが可能です。

宅配BOX(ハンドレイアップ)

ハンドレイアップとスプレイアップとは | OEM・EMSパートナーズ.com

こちらは自動二輪車向けに荷台宅配BOXをハンドレイアップにて製作した事例です。
製品サイズは巾0.7m x 奥行0.65m x 高さ0.7m
製作納期1ヶ月~1.5ヶ月でした。

本事例の製品は、自動二輪車の荷台に搭載する製品のため、積載重量が決められており、製品重量を規定内に収める必要がありました。 当社では使用する材料に加えて、製造工程の管理を徹底して行っているため、重量を規定内に収めることができました。

FRPのことなら、OEM・EMSパートナーズ.comまで!

当サイトを運営する日東電気グループでは、国内有数の大型浄化槽製作工場にて、FRP型の開発・設計・製作を行っております。
茨城県/磯原において45,105㎡の敷地面積に工場があり、φ2500×11m大型浄化槽から、意匠性・機能性の高いゲルコート対応、さらにハンドレイアップ製法による高品質で、お客様のご要望に最適なFRP製品をお届けしております。

FRPのことでお困りの方は、OEM・EMSパートナーズ.comまでご相談ください。

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