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製品事例

エスカレータ部品(デマケーションライン)

エスカレータ部品(デマケーションライン) | OEM・EMSパートナーズ.com
名称エスカレータ部品(デマケーションライン)
業界産業機械
製品サイズ800mm×60mm
材質PC
金型設計・製造金型移管
成形機トン数220ton
用途エスカレーター部品
ロット数1,000本/ロット

事例の詳細

こちらはエスカレーターで使われる射出成形部品(デマケーションライン)です。サイズは800mm×60mmで、材質は蛍光色のPC(ポリカーボネート)で製造いたしました。成形メーカー様より射出成形における問題点をご共有いただき、当社からは金型設計から製作、アフターフォローとしてメンテナンスまでをワンストップ提案しております。

こちらの製品はポイントが多くある、難易度が高い製品でした。製品は2個取りで成形されますが、通常の製品とは異なり、製品面側が可動側(逆転キャビ)の金型になるため、「キャビとられ」が発生しやすい製品でした。当社では「キャビとられ」対策として、成形条件の調整、そして金型の抜き勾配の設定をいたしました。しかし、キャビとられはどうしても防ぎきれない現象のため、定期的な金型メンテナンスをしなければなりませんでした。当社では金型のアフターメンテまで対応しており、お客様の課題に応じたキャビとられ対策用のメンテナンスを行っております。

またエスカレーターに人の靴が巻き込まれないように、製品のピッチクリアランスには細かな設定がされています。そのため、成形条件でピッチを調整するのではなく、金型設計・製作時にピッチ調整することを前提とした設計が必要となる製品でした。このピッチ調整機構付き射出成形金型の場合は、図面全体を見ながら調整をしなければならないシビアな調整となり、金型の設計・製造難易度が非常に高い製品でしたが、当社では問題なく対応可能です。

そして製品も金型も息が長く、30年以上も使い続ける金型で製作していました。一方でこちらの製品は、エスカレーターという製品の性質上、表面品質の変化を嫌うため、また安定した量産成形を行うために、当社では製品表面以外の箇所への離型コーティングを施しております。このように当社では、現状の金型で生じている問題に対して、製品形状には影響を及ぼさずに金型改造を行うご提案を行っております。 プラスチック成形から金型設計・製作、アフターメンテナンスまで丸ごとお願いできるOEM先・製品開発パートナーをお探しの方は、お気軽にお問い合わせください。

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