インテークマニホールド部品(湾曲構造)

業界 | 産業機器 |
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加工・製造方法 | ダイカスト・内径湾曲抜き |
ダイカストM/Cサイズ | 125t、250t |
事例の詳細
自動車部品メーカー様から、インテークマニホールド内部の冷却水通路となる湾曲パイプ形状部品のダイカスト化のご依頼をいただきました。
この部品は、パイプ形状、特に内部もパイプ状になっている複雑な形状が特徴です。そのため、従来の金型では離型が困難で、特許取得済みの特殊な技術が必要とされていました。
お客様は、従来の製造方法ではコストが高く、量産性に課題を抱えていらっしゃいました。複雑な形状を精度良く、かつ効率的に製造できる方法を模索されていました。
そこで、当社は金型自体を回転させることで、複雑な形状の製品をスムーズに離型することを可能にする「金型回転式離型機構」を採用した金型を設計・製作しました。
お客様の生産規模に合わせて、125t、250tダイカストマシンに対応する金型を設計・製作しました。冷却水通路となるパイプ内部の寸法精度を確保するため、高度な金型設計技術と精密加工技術を駆使しました。
その結果、複雑な形状を高い精度でダイカスト成形することが可能となり、製品の品質向上、大幅なコストダウン、安定供給による量産化、そして部品の軽量化を実現しました。