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用語集

多点ゲート

多点ゲートとは、射出成形金型の設計において、1つの成形品の空間(キャビティ)に対して、溶融したプラスチック樹脂を流し込む注入口(ゲート)を「複数箇所(2箇所以ら)」設ける設計および工法のことです。主に、大型のプラスチック製品や長尺の部品、あるいは肉厚が非常に薄い「薄肉製品」を成形する際に多用されます。これらの製品を1箇所のゲートだけで成形しようとすると、樹脂が末端まで行き渡る前に冷えて固まってしまう「充填不足(ショートショット)」が発生したり、樹脂を押し込むために極めて高い射出圧力が必要となり、成形品が激しく反ったり歪んだりする原因になります。多点ゲートを採用することで、複数の位置から同時に樹脂を流し込めるため、低い射出圧力でも素早く均一に充填することが可能となります。ただし、樹脂の流れ同士が金型内でぶつかり合う合流部には「ウエルドライン(すじ)」が複数発生するため、その合流位置を流動解析で緻密にコントロールする技術が必須となります。

日東電気グループでは、風力発電機用のナセルカバー(大型FRP製品)の補強パーツや、長尺・大型の自動車向け樹脂パネルなど、高い寸法精度が求められる大型プラスチック製品の成形に対応しております。
高度な流動解析ソフトを駆使し、樹脂の流れの合流点を意図的に製品の機械的強度が不要な場所や外観に見えない場所へと誘導する多点ゲートの金型設計を行い、変形や歪みのない強靭な製品を安定供給しております。

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