離型性
離型性とは、射出成形プロセスにおいて、金型内に注入されて冷却・固化したプラスチック成形品が、金型が開いた際(型開き時)に金型表面からスムーズに剥がれ、外へ取り出せるかどうかの特性や度合いのことです。離型性が悪いと、成形品が本来とは逆側の金型に残ってしまう「キャビ取られ」が発生したり、エジェクターピンで無理に突き出した際に成形品が変形・白化したり、金型と擦れてカジリ傷がついたりするなどの重大な成形不良に直結します。離型性を高く保つためには、製品設計の段階で適切な抜き勾配を設けることが基本となりますが、同時に金型側の表面を鏡面のようにピカピカに磨き上げる「ポリッシング(磨き加工)」や、特殊な離型コーティング(メッキ処理)、あるいは成形時の適切な離型剤の選定など、金型製作から成形条件にいたるまでの総合的な管理技術が必要とされます。
日東電気グループでは、自動車向けの液口栓や複雑なスライド機構を伴う産業機器用部品など、24時間連続の自動成形を必要とする量産案件において、優れた離型性の確保を徹底しております。
自社工場内で金型の設計・製作から量産成形までを一気通貫で対応できる強みを活かし、樹脂の特性に応じた最適な抜き勾配と高度な金型ポリッシング(磨き技術)を施すことで、離型不良をシャットアウトし、安定した生産サイクルを維持しております。
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